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新者の雑記置き場

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2009/03/04
21:31
可能性

―風呂場―

チャプ・・・。

「ふう・・・。いい湯だな。」

僕は少し熱いような気がするけど、ちょうどいいぐらいの湯加減だ。

「瞬、入るぞ。」 

「うん、いいよ。」

ガラ。 ブブウゥーー!!

「ちょ、ちょっと父さん!ちゃんと隠して入ってきてよ!!」

「いいじゃないか、男同士じゃないか。」父さんはケラケラ笑った。

「もう・・・ちゃんと隠して入って来てよね。」

「そう怒るな、おまえとは久しぶりに風呂はいるのだから。」

「あれっ、そういや・・・そうだね。えーと・・・1年ぶりだったけ?」
 
「まあ、そのぐらいだろう。」と言いながら体を洗い始めた。

そしてしばらくして。

「なあ、瞬。」

「何、父さん?」

「今日、何かあったのか?なんか涼たちが先に帰ってきたけど。」 父さんは話にかけてきた。

「・・・うん。実は・・・。」僕は今日の出来事を父さんに話した。


「・・・そうか、そんなことがあったのか。」

「うん。ねえ、父さん。十二族の幹部に仮面をつけた女ている?」

「仮面?いや、そんな奴いないよ。 第一、十二族の幹部が仮面なんかつけても意味無いぞ。 棟梁は幹部を全員を知っているはずだ」

「じゃあ、あの仮面の女は十二族とは無関係?」

「うーん・・・。」

「可能性と言えば二つある。しかし、その可能性はかなり低い。」と真剣そうに言った。

「それは?」

「まず一つ、体・精神を操ること。しかし、棟梁にはそんな力など持たない。」

「どうして?」

「棟梁の役目はあくまでも世界の管理だ。たとえ持ってたとしてもその力は抹殺されるだろう。」

「そうなんだ・・・。」

「そして二つ目なんだが、これをやった奴は前代未聞だな。」

「それは?」

「・・・異世界の人間に俺達の暗殺を頼んだ。」

「え?異世界?」

「そうだ。他の世界じゃ争いだってあるし、戦争もある。たぶんその世界の者に頼んだろ。 しかし、こんな事をした奴は、いや族は永遠に弱者と言う汚名をきるだろう。」

「・・・」 僕はしばらく黙った。

「・・・父さんはどっちだと思う?」

「どちらかと言うと、異世界の人間のほうかな。確信は無いけどな・・・。」

「・・・」

「瞬?」

ボチャン。ブクブク・・・。

「って、瞬!のぼせているじゃないか!」

「おい、瞬!大丈夫か!?おーい!」



翌日

―陸南中等学園 下駄箱―

「それにしてもびっくりしたよ。お兄ちゃん、のぼせちゃうんなんて。」

涼はニコニコしながら言った。

「そんなニコニコ顔で言わないでくれ・・・。」

「にいにい、長風呂はいけないよ。」

「今度から、気をつけるよ。・・・ハァ」

(昨日の疲れ取れていないのかな・・・とほほ。)

と、がっくり肩を落とした時、

「おはよう、桜咲さん。」

後ろから声がして、僕は振り向いた。

「君は・・・たしか、智東さん・・・だったけ?」

「はい。 あ、私のことは真奈美て呼んでください。苗字で呼ばれるとちょっと・・・。」

「うん、わかった。」

「じゃあ、また後で。」

と言って彼女は教室に向かった。

(って、あれ?)

そして僕はあることに気づいた。

(彼女からの殺意が・・・消えている?)

 

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