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2009/09/25 23:33 |
恐怖 |
―???―
「またここか・・・。」
周りが真っ暗な中、僕は一人だけポツンと立っていた。 もうなれたけど、自分でもこんなのになれるのはちょっとやだけど・・・。そう思いながら、オーズが現れるのを待った。 しかし、いくら待ってもオーズは現れる気配がしなかった。
「オーズ・・・?」
僕はオーズを呼んだが、現れる気配が全く無かった。 そしたら、急に小さなノイズみたいな音がした。
―・・・か・・・るか・・・!―
何処からかかすれたような声が聞こえて、周りを見回した。 最初は前を見たが何も無かった。 次に左右を見たが前と同様、なにもなかった。最後にに後ろをみたら、テレビのノイズ見たいな球体が浮いていた。 僕がそれが何なのかが分かった。
「! オーズ! ど、どうしたの、その姿!?」
僕は急いでオーズの方に近づいたら、ノイズの音がどんどん高くなっていったが、僕は気にせずにオーズ
―・・・予言の国・・・何者・・・侵入して・・・みなが・・・殺され・・・!―
「えっ? 何を言っているの、オーズ?!」
オーズの声はノイズの音とかすれた声で殆どの声が聞き取れなかった。
―・・・我も・・・限界・・・もうここに・・・ない・・・だから・・・しか・・・聞け・・・!―
その時、オーズの本気が伝わったのか、僕は無言でゆっくりと頷いた。
―明日の・・・お前の命・・・奴が・・・来る・・・だから・・・!!―
オーズが慌てて僕に何かを言っている途中、オーズはテレビが切れたかのように消えていった。
「オーズ!!」
僕がそう叫んだら、前から急に光り始めて目を瞑った。 しばらくしたら、体からすごい熱気を感じて慌てて目を開けた。 そこで僕が見た光景は禍々しいものだった。
「な・・・何・・・これは・・・? う・・・うえ・・・!」
僕は目の前の光景を見た瞬間、突然その場に嘔吐してしまった。
多くの建物みたいなものは崩壊されていて、家は焼かれ、壊されていて、たくさんの人が血まみれに倒れ、顔や体を解体されいて、目玉や体の部分が飛び出ていて、体の全身の皮膚がはがれていた。
「ひ・・・酷い・・・。 だれが・・・こんな・・・。」
そしたら、近くから爆発音が聞こえてそっちの方に向いたら、炎の中から人が出てきた。 そして次の瞬間、僕は体全体が凍りつくような光景が眼に飛び込んだ。
その、うしろからかなり大きな二人の巨人がいた。遠くは無いけどその二人の巨人の手には何人の人がいて、そして誰かに見せ付けるように腕を上げ人を握り潰したら血と体の部分の雨が降った。 そしたら、巨人の前にいる人が、血の雨の降る中、カカカカと高笑いしながら声をあげていた。 まるで人を殺しているのを楽しんでいるかのような笑いだった。
僕は思わず、全身が震えだし、また嘔吐してしまった。 そしたら、こっちに気づいたのか巨人の前にいた人が、首だけを回して僕の方を見て、数秒後、その人はニタァと笑った。その笑いは悪魔みたいで・・・いや、悪魔そのものだった・・・。
―桜咲宅―
「うわああぁぁ!!」
それと同時に僕は夢から覚めて、ベットから跳ね起きるかのように飛び起きた。
「ハァ・・・ハァ・・・。」
僕は荒い息をしながら、手で顔の汗を拭いた。体からもいっぱい汗が出て、服がすでにビチョビチョだった。 窓からは三日月の光が輝いていて、辺りが殆ど見えている。
「まだ・・・夜か・・・今何時かな・・・?」
僕が時計の方を見ようとしたら、手に誰かの手が握られている感覚がした。
「うん?」
手の方を見ると、涼と洋が僕の手を握っていながらスヤスヤと眠っていた。
「ふう・・・看病しないでって言わないけどせめて布団を引いて寝てよ、二人とも。」
僕はそばにあったもう一つの布団を取って、二人にかぶせて時計の方を見た。
「今は・・・二時か・・・。」
そう時計を見ながら呟いていたら。
「う~ん・・・お兄ちゃん・・・。」 「にいにい~遊ぼう・・・。」
二人は幸せそうな顔をしながら寝言を言った。 僕は二人の寝言に微笑んだ。
「ふふ・・・。 微笑ましい光景だね、まったく・・・ありがとう二人とも・・・。」
僕は微笑みながら二人の頭を撫でた。 そして僕は再び眠りに付いた・・・。
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