忍者ブログ

新者の雑記置き場

新者が小説やら雑記やらを書くブログです 宜しくお願いします
RECENT ENTRY RECENT COMMENT
[03/16 レイコウ]
[03/04 セルス]
[03/03 レイコウ]
[02/20 レイコウ]
[02/06 レイコウ]

2025/04/23
14:44
[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2009/02/18
20:48
最悪の再会

―放課後―

(何だったんだ?彼女から感じた殺意のようなものは・・・。)

(最初は気のせいかもしれないけど、やっぱり感じる。)

(何者なんだ?あの女の子・・・。)とそのとき。

「お兄ちゃーーーん!!」

「うわっ!!」耳元で涼の声が響いた。

「なんだよ・・・涼。 耳元で、でかい声出すな・・・。」

「だって、お兄ちゃん呼んでも返事しないもん!」

涼は顔を膨らして言った。

「にいにいどうしたの?どこか調子が悪いの?」

洋が心配そうに言った。

「ああ・・・大丈夫だ。ありがとう心配してくれて。」

と僕は洋の頭をなでた。

「それじゃ、帰ろうか。」

「「うん!」」

と言って僕達は教室を出た。

―TAKARA前―

「はあ、頼むからそれやめてくれ涼・・・。」

「やーだ!!」

相変わらず涼は僕に抱きつきながら歩いていた。

「はあ・・・。」僕はまたため息した時、

「!」僕は立ち止まった。

「「どうしたの?」」と二人が尋ねた。

「・・・二人とも、先に帰ってくれ。用事ができた。」

僕は怒った顔で言った。

「え?なんの用事、」 

「う、うん・・・。」と言ったら走っていった。

「なんで・・・なんでアンタが・・・、」

僕の前に男がいた。その男は・・・

「フゥー。また、会ったな。ボウズ・・・。」

桐野だった・・・。
PR

2009/02/18
00:49
キャラクター紹介Ⅴ

「十二族・棟梁」

津輪葺 減萄 (つわぶき げんどう)
年齢42歳
性別 男
属性 闇無
性格
卯族の棟梁で深紅の魔力を持つ者。口調は丁寧だが戦う時の彼は残酷になり人を殺しても血だるまにするまで攻撃し続ける。
自分の研究室で何者かに殺害された。


桐野 洞爺 (きりの とうや)
年齢53歳
性別 男
家族構成 息子
属性 闇地
性格
亥族の棟梁で大地の魔力を持つ者で、洞豪の父親。
が、本人はあまり思っていない(洞豪の方もそう)。 ある病にかかって、あまり戦うことは無い。

2009/02/17
02:06
二週間後・・・

―陸南中等学園 2-B―

「・・・」

「ねえ、桜咲君。」 委員長が話してきた。

「・・・」 「桜咲君?」


(いいか、十二族の事は誰にも喋るな。いいな?)


「桜咲君!」 「えっ?」

「どうしたの。考え事なんかして?」

「い、いや・・・何でもないよ。」

あれから二週間、十二族は攻撃しなくなった。

町は落ち着きを取り戻している。そして僕は、久しぶりの学園生活が始まった。

「知っている?今日転校生が来るんだって。」

「転校生?どんな人なんだ?」

「見てはないけど、女の子らしいみたいだよ。」

「ふーん・・・。」

ピイーンポーン、パアーンポーン・・・。

ガララッ!「席に着けー。」

と先生が言ったら、みんな一斉に席に着いた。

「えー、皆さん今日は転校生を紹介したいと思います。」

そう言ったらみんなはワイワイ騒ぎ始めた。

「はい、静かに。それじゃあ紹介します、入ってきなさい。」

ガララッ。

入ってきたのは、長髪で白銀の髪の色をした女の子だった。

「はい、自己紹介して。」

「私の名前は智東 真奈美と言います。皆さん宜しくお願いします。」

と彼女はぺこりと挨拶をした。

「じゃあ、挨拶も済んだし、じゃあ一番端の三番目のところに座って。」

と先生の指定された席に向かう途中、僕を見て

「フフッ・・・。」と物凄い気味の悪い声出して、席に行った。

「!」 いや、ちがう。これは・・・殺意?・・・まさかな。

ピイーンポーン、パアーンポーン・・・。

そして、朝の会は終わった・・・。
 

2009/02/15
23:52
その後。


―???―

「うっ・・・うう、ここは?」

俺は目覚めたら、ソファーの上にいた。 俺はたしか、ビルの屋上で倒れていたはずでは?

「気が付いたの、洞豪。」

隣が女の声がして、俺は首だけを横に動かした。  

「ああ、マキか・・・お前が運んできてくれたのか?」

「ええ、まあ。」

「ははっ、参ったな。俺が負けるとはな、思ってもなかったな。」

俺は笑いながらタバコを銜えたら火をつけて、外に煙を吐いたら再びタバコを銜えた。 

「で、あの時のこと話してくれないか?」

「ええ。」


―ビル 屋上―

「洞豪!大丈夫!?」

あたしは、アンタの結界が解けたからいそいで屋上に行った。そしたら、頭から血が出ていたアンタととなぜか無傷の裏切り者の息子が倒れていた。

とにかく、あたしはすぐにアンタを拾って、去ろうとしたら

「瞬!」 「瞬!」

裏切り者の二人が来たのよ。

あたしはいそいでアンタを避難させるためここまでいそいで運んだのよ。



「ここまで運ぶの大変だったから。 途中軍の連中に見つかって厄介だったわ。」

彼女は少し怒った顔をした。

「それは、すまなかったな。」

俺は思わず笑ってしまった。 そしたら、マキはふうっとため息をした。

「まあ、あの子と野乃木が居なかったらやばかったかも知れないよ。」

「そうか・・・アイツらに礼を言わなければな。」

「その必要はないぞ、洞豪。」

「なんだ居たのか、真道。」

コイツは野乃木 真道で俺と同じ亥族の幹部で唯一の親友でもある。

「俺だけじゃないぞ。彼女も居る。」

そう言ったら、真道は後ろに指を指した。後ろにはちいさな女が居た。 この女は、マキの妹、真木野美奈。 名前と無口以外は何も知らん。 マキから話は聞いているが、コイツには興味ないから忘れた。

「・・・」

「やれやれ、相変わらず無口だね。マキの妹は。」

ゴン!「痛ッ!」

突然マキの奴が俺の頭に拳で殴ってきた。 しかも割りと本気で。

「美奈の悪口言うな!」と怒ってそのままどっかへ行った。 美奈も後を付いて行った。

「痛ってー、怪我人を殴るなよ。」

俺は殴られた頭をさすりながら、文句を言った。

「お前が悪いだろうがどう考えても。」 真道はあきれた顔で言った。

「からかっただけなのに・・・ハァ。 で他の奴らは?」

「当然、向こうに帰ったぞ。お前のことは報告している。」

「やれやれ、しばらくはこの世界に居なきゃならないのか。」

そう言って、タバコの煙を吐き、ズボンのポケットにある携帯用の灰皿を取り出し、タバコの火を消した。

「安心しろ。一ヵ月後にはまた扉は開くだろう。それまでこの世界でのんびりしておけ。」

そう言いながら真道は、隅に置いていた小さな机を持ってきてポケットからトランプを出した。 

「ほう、この俺にポーカー勝負か? めずらしいな、お前の方から」 

「まあな。 お前との久しぶりの勝負だ。 負けたほうは買い物と皆の洗濯をする、でどうだ?」

「フン、その勝負乗ったぜ。」 

そう言って俺たちはポーカーを始めた・・・。
 

2009/02/14
22:47
長い夜

「今から十四年前、俺は十二族の辰族の棟梁をやっていた。」

「その十二族って?」

僕は聞いてみた。

「十二族はこの世界の管理者たちだ。」

「おもに十二人の棟梁がこの世界の管理をしている。今は八族しか居ないがな。」

「どうして?」

「十五年前、申族と酉族の抗争があった。その抗争で申族と酉族とも
壊滅しちゃったけどね。」

「そしてその半年後、今度は戌族の行方不明。」

「なぜ行方不明になったかわからない・・・ただ、」

「そのときからだ。他の棟梁の異変が起こったのは・・・。」

「異変?」

「なぜか、棟梁はこの世界の住人を殺せと幹部に命じたのだ。」

「!いったいどうして!」

「わからない・・・。」

「幹部の人たちだってこんな事、やってはいけないと分かっているはずじゃ・・・。」

「棟梁の命令は絶対だ。もし、命令を無視すれば殺される。それが掟なんだよ。」

「そんな・・・ひどい・・・。」

「ともかく俺はこの世界の住人を守る為に十二族を抜ける事を決心した。」

「しかし、管理を放棄したものは裏切り者とされ殺されなきゃならない。」

「今回もそうだ。俺たちやこの世界の住人を殺しに来たのだろう。」

「・・・」

僕はしばらく黙った。

「じゃあ、三多朗さんたちは?」

「もちろん、辰族の幹部だ、そして淳もな。」

「え?母さんも?」

「十二族はそれぞれ三人の幹部がいる。淳もその一人だ。」

「そうなんだ・・・。この事を涼たちは?」

「知らせていない。あの子達に受け止めるにはまだ早い。」

「・・・。」

僕はまた黙ってしまった。

「しばらく一人になるか?」

と父さんが言ってきて僕は黙ってうなずいた。

「わかった。明日迎えに来るから。」

と言ってみんなは病室を出た・・・。
<<< PREV     NEXT >>>