2024/11/24 21:48 |
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2009/05/21 00:25 |
好機 |
―樵神社 裏山―
「準備が出来たわ、あなた!」
突然、後ろから淳の声がした。 俺は慌てて目を開け、顔を後ろに向いた。淳の顔を見たらニッ、っと笑っていた。
「よし頼むぞ、淳!」
「任せて!」
そしたら、淳は腕を交差したら目を瞑って、小さく呟く。
「光よ・・・。敵をすべて光に包み・・・我の前に現せ。」
そう呟いたら、淳の手足が水色に輝きだし、黒いケルベロス達の足元に水色の魔法陣が現れ、光に包み込まれ、上空に浮び始めた。 そしたら、奥にいた黒い狼達が続々と出てきた。
「こんなにいたんだ・・・。凄い数だよこれ・・・。」
三多朗は、ポカンと見ていた。
「ポカンと見てないで、離れなさいよ三太郎。吹き飛ばされるわよ?」
佐波がぐったりと座っていったで言った。
「そんなことより、淳。 これで全部か?」
俺は淳に確認した。 もしこれ以上いたら面倒だから。
「ええ、これで全部よ。」
「よしじゃあ、派手に行って来いよ。」
俺は少し笑い顔で言ってやった。
「もちろんそのつもりよ。 お返しはさせてもらうわよ。」
淳も少し笑った顔で言った。
「行くわよ。 魔力、全開方!」 ブウゥン!
淳の足元から水色の魔法陣が現れ、淳の手足もさらに輝いていき、空中に浮んでいった。そして、光に包まれた黒い狼達の前まで行った。
「それじゃ、行くわよ・・・。」
淳は両手をグーにして、左手を出し、右手を引っ込めた。
「これで、あいつらも終わったな・・・。」
俺は見上げたまま呟いたら、
「レジ!」
突然淳は、右手を思いっきりを出したら、太い光の一線に出て来て、黒い狼達に直撃した。
「レジェン!」
次にさっき引っ込めた左手を右手に重ねたら、さっきより太い光の一線が出てきた。
「レジェンド!」
次に両足を重ねたら、光の一線が出て、足を横に大きく振った。
「これ最後よ! ジェネラウド!」
最後は、淳の両手足を大きく前に振ったら、両手足にあった光が一斉に外れ、その光は黒い狼達に突っ込んで行って中に入っていた。そしたら、淳はゆっくりと降りて来て、地面に付いたら、
「・・・フィニッシュ。」
パチン、と指を鳴らした。そしたら、
ドゴオオォォォーーーーン!!!
「うわっ!」
突然、黒い狼の包んだ光が、光って爆破した。あまりにもまぶしすぎたせいか三多朗が目をつぶった。爆風もあったが、それほど強くは無かった。しばらくしたら、光は無くなって辺りは静寂になった。
「うーーん・・・ハァー。」
一方淳は、久しぶりやったせいか、思いっきり背筋を伸ばした。
「どうだった、久しぶりにやった感じは?」
俺は淳に近寄りながら言った。
「うん。なんか、とってすっきりした気分。」
淳は満面の笑顔になっていた。 こんなにスッキリした顔をしたのは久しぶりに見た。
「そうか、それなら良かった。」
俺はそう言いながら、笑った。
「それじゃ・・・ちょっと、疲れたから・・・ちょっと休むわ、ね・・・。」
「おっと。」
淳が倒れそうな所を俺は、支えてやった。
「すーすー・・・。」
「寝ちゃったか、しょうがないな。 よっと。」
俺は寝てしまった淳をおぶった。
「おーい、三多ろ、ッ!」
俺は三多朗たちを呼ぼうとしたら、左側から奇妙な魔力が感じた。 そしたら、草むらが揺れ、大きな黒い物体が出てきた。
「グルルル・・・。」
その黒い物体の正体は、さっき黒い狼達と倒されたはずの黒いケルベロスだった。 しかし、黒いケルベロスの体は、すでにボロボロで、頭が一つしかなかった。
「おいおい、しつこい奴だな。」
俺は淳をおぶりながら、ため息をした。 ボロボロになりながら、よく立ち向かえるとその時。
バーーン!
どこからか、銃声の音がした。俺は慌てて周りを見た。
そしたら、
「グオオ・・・。」 バタッ!
黒いケルベロスが急に倒れて、やがて黒い塵となって消えていった。
「大丈夫、龍!? こっちから、銃声の音がしたけど。」
三多朗たちが銃声の音がしたか駆けつけていた。
「なんなの、今の銃声って?」 佐波が息を切らせながら言った。
「わからん。おれにも何が何やら・・・。」
そしたら、奥の方から人影が現れた。
「さすがですね。残り少ない魔力で、ウルフタイプとケルベロスタイプを倒すなんて。」
そう言いながら出てきたのは全身真っ白の服を着た青年だった。青年の手には白い銃を持っている。だが、俺は今、驚いていた。その青年の顔が瞬と全くそっくりだった。
「瞬?」
俺はとっさに瞬の名前を出した。 すると、男は首をかしげた。
「瞬? だれですか、その人?」
「あ、ああ。これは失礼・・・。」
(よかった、別人か・・・よく見たら、身長とか違っていた。)
俺は冷静になり、相手に質問した。
「今の銃声って・・・。」
「もちろん、私がやりました。あ、それと、申し送れました。 私の名は、クレトア・レードと申します。」
とクレトアという青年がお辞儀しながら言った。
「俺は、」
「あなたのことは知っています。元十二族の棟梁、桜咲 龍。 いえ、オージ、という名でしたっけ?」
「! ・・・どうしてその名前を?」
俺はかなり驚いた。なぜ、この男がその名を知っているのか?
「しっていますよ。あなたの事ぐらいは。そしてあの、「赤と緑の伝説の救世者」のことも。」
「・・・。」
「龍、「赤と緑の伝説の救世者」って?」
三多朗が聞いてきたが、俺は何も言えなかった、いや・・・正確には言いたくもなかった。
「あっ、もしかして、触れてはいけない話でしたか? そうならば謝罪しますが・・・。」
「・・・いいです。」
「そうですか。それで、ちょっとお話を聞きたいのですが、構いませんか?」
俺は黙ってうなずいた。その時の俺は、かなりの嫌な気分だった・・・。
「準備が出来たわ、あなた!」
突然、後ろから淳の声がした。 俺は慌てて目を開け、顔を後ろに向いた。淳の顔を見たらニッ、っと笑っていた。
「よし頼むぞ、淳!」
「任せて!」
そしたら、淳は腕を交差したら目を瞑って、小さく呟く。
「光よ・・・。敵をすべて光に包み・・・我の前に現せ。」
そう呟いたら、淳の手足が水色に輝きだし、黒いケルベロス達の足元に水色の魔法陣が現れ、光に包み込まれ、上空に浮び始めた。 そしたら、奥にいた黒い狼達が続々と出てきた。
「こんなにいたんだ・・・。凄い数だよこれ・・・。」
三多朗は、ポカンと見ていた。
「ポカンと見てないで、離れなさいよ三太郎。吹き飛ばされるわよ?」
佐波がぐったりと座っていったで言った。
「そんなことより、淳。 これで全部か?」
俺は淳に確認した。 もしこれ以上いたら面倒だから。
「ええ、これで全部よ。」
「よしじゃあ、派手に行って来いよ。」
俺は少し笑い顔で言ってやった。
「もちろんそのつもりよ。 お返しはさせてもらうわよ。」
淳も少し笑った顔で言った。
「行くわよ。 魔力、全開方!」 ブウゥン!
淳の足元から水色の魔法陣が現れ、淳の手足もさらに輝いていき、空中に浮んでいった。そして、光に包まれた黒い狼達の前まで行った。
「それじゃ、行くわよ・・・。」
淳は両手をグーにして、左手を出し、右手を引っ込めた。
「これで、あいつらも終わったな・・・。」
俺は見上げたまま呟いたら、
「レジ!」
突然淳は、右手を思いっきりを出したら、太い光の一線に出て来て、黒い狼達に直撃した。
「レジェン!」
次にさっき引っ込めた左手を右手に重ねたら、さっきより太い光の一線が出てきた。
「レジェンド!」
次に両足を重ねたら、光の一線が出て、足を横に大きく振った。
「これ最後よ! ジェネラウド!」
最後は、淳の両手足を大きく前に振ったら、両手足にあった光が一斉に外れ、その光は黒い狼達に突っ込んで行って中に入っていた。そしたら、淳はゆっくりと降りて来て、地面に付いたら、
「・・・フィニッシュ。」
パチン、と指を鳴らした。そしたら、
ドゴオオォォォーーーーン!!!
「うわっ!」
突然、黒い狼の包んだ光が、光って爆破した。あまりにもまぶしすぎたせいか三多朗が目をつぶった。爆風もあったが、それほど強くは無かった。しばらくしたら、光は無くなって辺りは静寂になった。
「うーーん・・・ハァー。」
一方淳は、久しぶりやったせいか、思いっきり背筋を伸ばした。
「どうだった、久しぶりにやった感じは?」
俺は淳に近寄りながら言った。
「うん。なんか、とってすっきりした気分。」
淳は満面の笑顔になっていた。 こんなにスッキリした顔をしたのは久しぶりに見た。
「そうか、それなら良かった。」
俺はそう言いながら、笑った。
「それじゃ・・・ちょっと、疲れたから・・・ちょっと休むわ、ね・・・。」
「おっと。」
淳が倒れそうな所を俺は、支えてやった。
「すーすー・・・。」
「寝ちゃったか、しょうがないな。 よっと。」
俺は寝てしまった淳をおぶった。
「おーい、三多ろ、ッ!」
俺は三多朗たちを呼ぼうとしたら、左側から奇妙な魔力が感じた。 そしたら、草むらが揺れ、大きな黒い物体が出てきた。
「グルルル・・・。」
その黒い物体の正体は、さっき黒い狼達と倒されたはずの黒いケルベロスだった。 しかし、黒いケルベロスの体は、すでにボロボロで、頭が一つしかなかった。
「おいおい、しつこい奴だな。」
俺は淳をおぶりながら、ため息をした。 ボロボロになりながら、よく立ち向かえるとその時。
バーーン!
どこからか、銃声の音がした。俺は慌てて周りを見た。
そしたら、
「グオオ・・・。」 バタッ!
黒いケルベロスが急に倒れて、やがて黒い塵となって消えていった。
「大丈夫、龍!? こっちから、銃声の音がしたけど。」
三多朗たちが銃声の音がしたか駆けつけていた。
「なんなの、今の銃声って?」 佐波が息を切らせながら言った。
「わからん。おれにも何が何やら・・・。」
そしたら、奥の方から人影が現れた。
「さすがですね。残り少ない魔力で、ウルフタイプとケルベロスタイプを倒すなんて。」
そう言いながら出てきたのは全身真っ白の服を着た青年だった。青年の手には白い銃を持っている。だが、俺は今、驚いていた。その青年の顔が瞬と全くそっくりだった。
「瞬?」
俺はとっさに瞬の名前を出した。 すると、男は首をかしげた。
「瞬? だれですか、その人?」
「あ、ああ。これは失礼・・・。」
(よかった、別人か・・・よく見たら、身長とか違っていた。)
俺は冷静になり、相手に質問した。
「今の銃声って・・・。」
「もちろん、私がやりました。あ、それと、申し送れました。 私の名は、クレトア・レードと申します。」
とクレトアという青年がお辞儀しながら言った。
「俺は、」
「あなたのことは知っています。元十二族の棟梁、桜咲 龍。 いえ、オージ、という名でしたっけ?」
「! ・・・どうしてその名前を?」
俺はかなり驚いた。なぜ、この男がその名を知っているのか?
「しっていますよ。あなたの事ぐらいは。そしてあの、「赤と緑の伝説の救世者」のことも。」
「・・・。」
「龍、「赤と緑の伝説の救世者」って?」
三多朗が聞いてきたが、俺は何も言えなかった、いや・・・正確には言いたくもなかった。
「あっ、もしかして、触れてはいけない話でしたか? そうならば謝罪しますが・・・。」
「・・・いいです。」
「そうですか。それで、ちょっとお話を聞きたいのですが、構いませんか?」
俺は黙ってうなずいた。その時の俺は、かなりの嫌な気分だった・・・。
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