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新者の雑記置き場

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2009/02/12
00:50
瞬 対 桐野(後編)

ポタ・・・ポタ・・・。

瞬の体のあちこちから血が流れた。

「ハァ、ハァ・・・ふう・・・。」 桐野は大きく息を吐いた。

「まさか、この技を使うことになるとは・・・思ってもなかったな。」

―とりあえずよ、早く抜けよ。血だらけで気持ち悪いぜ。―

「ああ、今抜く。」

桐野は大剣を抜こうとして、引っ張った。しかし、

「む?おかしいな・・・。抜けない?」

桐野は大剣を抜こうとしているがなぜか抜けなかった。

―き、桐野・・・!―

突然、カミューラは震えた声で言った。

「どうした?今抜こうとしているが?」

―そうじゃね・・・。―

「じゃあどうした。」

―こいつ・・・この小僧・・・! まだ生きている!!―

「なんだと!」

桐野は驚き叫んだ。

すると、

「ハアアァァァーー・・・。」

瞬の体から緑の光が徐々に光り始めた。

「な・・・何だ、こいつの魔力は・・・。」

―そんなことより早く大剣と解除しろよ!―

とカミューラは叫んだ。

「あ、ああ。一体化、解除!」

ビィユン!

カミューラが大剣から解除したら、刀身が元の色に戻っていった。

―どうなってんだ!あの小僧の体は!―

「奴は・・・魔力を溜めている!まずい!」

と言った、次の瞬間!

パキーーーンン!!

「!」

瞬の体に溜めた魔力が開放したら、刺さっていたトゲや大剣が一斉に壊れた。

―な・・・なんという魔力だ!押しつぶされそうだ!―

「そ・・・それよりあれ見ろよ。」

ズズズズ・・・。

瞬に刺さったままのトゲが体内に入っていき、傷になった場所もふさいでいった。

―なんなんだ・・・あの小僧の力は・・・。―

「俺もいろんな力持ったやつを見てきた。 しかし、こいつは・・・全然違う!」

と二人とも驚いた。

そして瞬は自分の手を見た。しばらく見て急に手を握り締めて、

「久しぶりだな。外に出るのは・・・な。」と呟いた・・・。

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