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新者の雑記置き場

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2009/02/09
01:58
辰族の幹部

「ハァ、ハァ、ハァ・・・。」

今俺は、桐野の分身と戦っていた。
しかし、さっき桐野と戦った分、魔力と体力がほとんど残っていなかった。

「ハァ、ハァ・・・くそ、桐野の奴め!瞬の魔力を感じて、
さっさと行きやがって・・・。」

(早く、俺も行かなきゃ。ハァ、ハァ・・・。)

そう思って俺は、雷槍を強く握り締めた。

「くらえ、インパ・チャージ!!」

ジジジ・・・ピシュン!

雷槍から出てきた黄色光を放った。しかし、

スパッ!

「くっ!」

あっけなく、斬られてしまった。

シュウン・・・。

雷槍が消え、俺もついに膝がついてしまった。

(くそ!雷槍も消えてしまった。もう魔力も限界に尽きたか・・・。)

そして桐野の分身が近づいてきた。

「ハァ・・・ハァ・・・ここまでか。」

桐野の分身は俺の前で立ち止まって、大剣で刺そうとした。

俺は、目をつぶった。

「・・・・・・・・」

「・・・・」

バリーーーン!!

(なんだ!!)

突然、ガラスが割れたような音がすぐ近くにして、
俺はあわてて目を開いた。

俺が見た光景は周りには氷の塊があっちこっち。

「大丈夫ですか、龍。」

俺の目の前に、女が立っていた。

「おまえは・・・、」

「おぼえているでしょう?」

たしかに、コイツは・・・

「・・・三ちゃん?」

と言ったら、

「そんな呼び方するなー!」

怒って両手をブンブン振った。

「からかっただけだ・・・まったく、いい歳してまだそんな性格か、飛月 三多朗。」

俺はため息をして言った。

「まったくって何ですか!せっかく助けに来たのに!」

「はいはい、分かった分かった。」

こいつは、飛月 三多朗。通称三ちゃん。
かつて、十二族の辰族の幹部をやっていた。女に見えるけど、コイツは男だ。
性格はこれだけど、戦闘の時の奴は半端なく強い。
そして、こいつも俺と同じ裏切り者・・・。


「それにしても久しぶりだな。あの日以来だよな。」

「そうですね。淳さんとうまく言ってるのですか?」

「まあな。お前も、佐波とうまくやってるのか?」

「ええ・・・まあ。」

そう言ったら彼女・・・、いや彼はもじもじし始めた。
やっぱり昔と変わらないな、コイツは・・・。

「そう、じゃあ俺は行くぞ。いろいろ急いでから。」

「待って。」

「ん?」

彼は俺を呼び止めた。

「これ、持って行って。」

シュ!

そう言って、彼は何かを投げた。

パシッ!「これは?」

「魔力回復の薬です。魔力ないでしょう?」

俺は彼に向かって、

「ああ。ありがとうよ。」

と笑って言った。

「うん。それじゃあ、行くね。」

そう言って、彼は反対がへ走った。

「じゃ、俺も行くか。」

(瞬、淳。待っていろ。)

俺は回復の薬を飲みながら走った。
 

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