2025/04/21 01:07 |
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2009/09/16 01:57 |
沈黙 |
―桜咲宅―
「・・・。」
リビングは痛いほどかなり静かであった。リビングには涼と洋と三多朗の三人だけだった。 二人は帰ってきてからずっと下を向いていて何も喋らなかった。
こんな沈黙に耐えれないのか三多朗は口を歪めながら二人を見ていた。
「三多朗・・・。」
そんな沈黙の中から小さな声がして、三太郎は振り返ったら、佐波がいて手招きを
していた。 三多朗は一度二人を見て、佐波の方に行った。
「あの二人・・・帰ってからあのまま?」
「うん・・・ずっと黙りっぱなしだしあの調子だよ。 そっちの方は?」
「さっき、目が覚めたわ。 でも・・・龍達が連れてきた二人の子達は怖かったのか起きてからずっと、体が震えていたわ・・・。」
「無理は無いよ。 いきなり襲われてしまったんだから。」
「でも、どうする? 彼女達、あたし達の事と闇の死者を知ってしまったし・・・。」
「うーん・・・こまったよな・・・どうすればいいのか・・・。」
そう話していたら、突然玄関の扉が開いた。
「!」 「!」
二人は警戒したのか険しい顔をしてすぐに武器を出した。
「ちょうどよかった。 ちょっとアンタら、この二人を運んでくれないか? 特にこっちの男の方を。」
そんな中瞬・・・もといレグリーは冷静に言った。 一方の二人はレグリーの姿を見て一瞬驚いたかのような顔をした。
「・・・あ。 うん、京香! いそいで龍達を運ぼう!」
「え、ええ!」
二人は武器をしまって急いでレグリーのもとに行き、龍達を抱きかかえた。
「その女は、頭から血が出てるが幸い頭は強く打っていないが、そっちの男は全身強く打ったせいであばらが何本か折れているみたいだから、そっちの男を方が先決だ。」
「わ、わかった! 所で・・・君は、瞬君・・・だよね?」
三多朗がそう言ったら、レグリーは。
「いや違う。」
と、あっさりと首を振って否定した。
「俺はともかく、早くそいつらを治したほうがいいぞ。」
レグリーがそう言ったら、二人は同時に頷き急いで二人を二階に運び、二人の部屋に運んでいった。
―数時間後―
「で、どうだった?」
レグリーは三多朗たちが治療している間に瞬の部屋にいた。
「なんとか治せたわ。 で、君は誰なの? 見た目は瞬君にそっくりだが・・・。」
「外形はそうだが、中身は全く違うな。 俺の名は、レクルグリームカント・ギャレッド。 長いから、気安くにレグリーて呼んでくれ。」
「じゃあ、レグリー・・・えっと・・・。」
なぜか三多朗は顔に手を当てて考え始めた。
「まあ、まずは何を言ったらいいか分からないからな。 俺から言うよ。」
レグリーはそう言って、息を小さく吸った。
「俺はアイツの心の中にある人格・・・いや、別の魂って言った方がいいか。」
「魂?」
「実は、俺はすでに死んでいるんだよ。」
そうレグリーが言ったら、驚いたのか二人はお互い目をあわせた。
「まあ、動揺も無理ないか。」
そう笑い顔をしながら頭を掻いた。
「今から・・・はどうか分からないが450年前、俺はある強大の敵を倒す為に遺跡に行った。 奴はかなり強かった。 俺も全身全霊で奴と戦った。しかし、結果は相打ちで終わって、俺も相手も死んだ。」
「それから・・・なにか未練があったのかな・・・この450年間俺の魂は彷徨っていた。」
「しかし、今から14年前、ちょうどアイツが生まれた頃、俺はアイツの体に吸い込まれた。」
「吸い込まれた?」
「俺は死んでからこの世界の裏山の洞窟の深い所にいたのだか、アイツが生まれた瞬間、俺の魂がアイツの体に吸い込まれるように体の中に入っていってその中で眠っていたんだ。 なぜだかわからないがな。」
そう言ったら、佐波が用意したお茶を両手でもって飲んだ。
「うーん・・・緑茶はやっぱ合わないな。 やっぱ渋茶がいいな・・・。」
と、お茶を飲みながら渋々言った。
「えーっと・・・今、瞬君はどうしているの?」
「寝ているよ。 気持ちよさそうにな。」
レグリーは自分の手の親指を胸を刺しながら言った。
「さって・・・俺はそろそろ引っ込む・・・と、その前に。」
レグリーは立ち上がったら、机の方を見た。 机の上には何も無く綺麗な状態だった。すると、レグリーは机の方に歩いてその机の手を置いた。
「・・・黒風「獣」」
そう呟いたら、机の上から黒い魔法陣が現れ、その魔法陣の上から黒い球体が現れ歪みながら形が変わっていた。 三多朗達はその光景を驚きながら見ていた。しばらくしたら、徐々に形が整っていきやがて姿を現した。
「・・・猫?」
そう佐波が呟いた。 机の上には、さっきまで黒い球体だったのが黒い猫にと形が変わっていた。
「雌の猫か・・・まあいいか、「獣」にはまだ慣れてないから操作が出来ないからな・・・。 あんたら・・・いや、そういえば名前まだ聞いてなかったな。」
レグリーは首だけを三多朗たちの方に向けた。
「僕は飛月 三多朗。 こっちが恋人の佐波 京香。」
三多朗がそう言ったら、レグリーはきょとんとした顔になった。
「何だ、あんた男だったのか? 俺は女かと思っていたぞ。」
「ハハ・・・」 と、三太郎は苦笑いをするかのように笑った。
「とりあえず、飛月。 この猫をアイツに渡してやってくれ。」
「え? なんで?」
「俺の代わりのお目付け役としてだ。 あと、そいつ人化するから。 じゃ、頼んだぞ。」
そう言ったら、急にレグリーは力を失くしたかのようにその場に倒れた。
「・・・いきなりだったね・・・。」
「そう、ね・・・。」
二人はぎこちない表情をしながら立ち上がり、三太郎は瞬をベッドに寝かせていて佐波は持ってきた湯呑みを片付けた・・・。
2009/09/14 23:44 |
苦しい時はプールにスカイダイビングしろ |
インフルエンザが直ってからの自分はかなーーーーりの暇人になっています。
ええそれはもう暇で暇で・・・学校は明後日まではいけないしね・・・。
文化祭・・・と呼べるかどうかは分かりませんが、今週の金曜日にはじめるし
自分もいろいろといそがしいのに休んでいる暇もないんです。(マジ)
どうでもいいから早く行かせてください、学校に。
2009/09/12 18:07 |
人はラジオ体操をするために生きている |
今さっき、アスラクラインのアニメ版の公式サイトに行ってきました。
で、今すっごく言いたい一言があります、多少取り乱します・・・。
黑鐵、白銀メッチャかっこよすぎるーーーー!!!!
もう最初に目に飛び込んできたのが、この二体の機巧魔神!
あの鮮やかに輝いた色と緑輝く瞳! もう神を超すようなかっこよさでした!
・・・ふう、興奮しすぎました。 早くアスラクライン2はじめってほしいなって
思っていたら、タイトルの方をみたらなーんか微妙に2がZになっているように
見えました。
で、思わず「これって2? どうみてもZしか見えないよ。」っと言いました。(マジ)
さて次は、漫画版。
長年待っていた漫画版のアスラクライン第二巻。
いよいよ、今月の26日に発売! もう、楽しみです。
しかし・・・いつになったら、小説版のほうが発売されるのだろうか・・・。
2009/09/11 18:37 |
事典は人(春○)に目掛けて投げる物 |
突然ですけど、新型インフルエンザに感染してしまいました。
まあ、薬を飲んで一日たったらすぐに治ったというか楽になりましたけど。
いや、最初の日はすっごくつらかった。 もう、頭はガンガンするわ、
目はズキズキするわ、体はゆでだこみたい暑かったわもう、大変・・・。
で、翌日病院に行って、薬をもらって帰宅(あとは略
さて、最近テキコミではキャラクターがだいぶ増えてきました。
瞬も新たな人格も目覚めましたし物語も順調に進んでいます。
それはいいんですけど・・・誰でもいいから自分のオリキャラを描いてください。
自分、絵はへたもうこれ、人には見えないぐらいのへたで
あんまり人には見せたくないのです。(マジ)
コツだけでもいいですから教えてください・・・m(_ _)m
2009/09/06 20:21 |
覚醒 |
―住宅街―
「フ・・・やはり、俺の目は正しかったみたいだな。 ふつうの人間なら体がバラバラになり、地面には大量の血が出てくるからな・・・フフフ・・・。」
そう不気味に笑いながら左腕を上げたら、腕からカラスが出てきて空を飛んだ。 俺は体を動かそうとしたが、アバラが何本かやられてしまってまともに動けなかった。
「ゆけ。」
そう言って、カラスは俺に目掛けて落下した。 俺は体を無理に動かそうとした瞬間。
「やめろーーーーーーーーーーーーー!!!」
「!」 「!」
突然、後ろから瞬の叫び声が聴こえたと同時に、カラスが黒い球体に飲まれて黒い球体が消えたら、カラスは跡形もなく消えていた。
「な・・・なんだ・・・? 今のは?」
俺は唖然とした。 一瞬だったから、一体何が起こったのかがよく分からなかった。
「い・・・今のは・・・まさか・・・まさか!!」
ハゼルドは驚いた顔をしたまま俺の後ろの方を見た。 俺もそれにつられて見たら、瞬の周りには黒い霧が現れていて瞬の方は、全身真っ黒くになっていた。 しばらくしたら、瞬を包んでいた闇が消えていって
「・・・この感覚は・・・生きている感覚か・・・久しぶりだな・・・。」
瞬は黒い霧の中で両手をにぎにぎしていた。 だけど、瞬の雰囲気が違っていた。 まるで別人みたい
「お・・・お前は・・・。」
「ん?・・・誰かと思えばおまえか・・・久しぶりだな、ハゼル。」
「その呼び方は・・・おまえ・・・レグリー、なのか?」
「ああ、そうだ。 俺は正真正銘のレクルグリームカント・ギャレッドだ。 ま、体だけは違うけれどな。」
「・・・。」
ハゼルドは驚いているのか、口が開いたまま黙ってしまった。そうしている間突然、瞬の周りに数十の亀裂が現ると同時に上空にも数十の亀裂が現れた。 上空はカラス、地上は狼が亀裂から出てきた。
「何だ? お前が呼んだのか?」
と瞬はハゼルドに言ったが、ハゼルドは首を振った。
「いや、違う。 ちっ、三騎士の連中め・・・何のつもりなんだ?」
ハゼルドは舌打ちをして、何かを言った。そうしている内に一匹の狼が瞬に襲い掛かった。瞬はそれをかわしたら、足をあげ狼の体に直撃して、狼は黒い塵となった。
「ふう・・・やれやれ、よほど相手をして欲しい見たいだな・・・。 いいだろう、相手にしてあげよう。 俺の「黒風(こくふう)」の餌食になりな。」
そう言ったら、急にゆっくりと目を瞑った。その隙に黒い狼達とカラス達は一斉に襲い掛かってきた。そして、目を少し開けた瞬間。
「・・・黒風・・・。」
何かを呟いたら、急に狼達とカラス達が無数の黒い球体に飲まれて黒い球体が消えたら、さっきまでそこにいた狼とカラスの群れが一瞬で消えた。 その後すぐに、大きな亀裂が二つ現れてその中から、黒い竜がでてきた。
「次は・・・ドラゴンタイプの二匹か・・・相手にとって不足はない、かな?」
そうにやりと笑ったら空を飛んだ。そしたら、一匹の竜が咆哮して、動き出して大きく口を開けて瞬の方に突っ込んでいったが瞬はそれを軽々とかわした。すると、もう一匹の竜が口から黒い炎をはいた。
瞬はそれを片手で防いだ。 だが、さっき突っ込んでいった竜が後ろから黒い炎をはいた。 瞬が後ろを向いたが、遅かった。 その炎は背中に直撃して、黒い炎に飲まれてしまった。
「瞬!!」
俺は瞬を助けようと体を動かした。しかし、無理に動かしたから全身がかなり痛んで動けなかった。
「助けは無用だぞ、人間。 アイツはあんなものでは死なない。」
ハゼルドは上を見ながら、何かを知っているかのように言ってきた。 すると、黒い炎の中から声が聞こえた。
「・・・前言撤回・・・腐るほど不足だ。 こんな弱火みたいな炎で俺を倒せると思ったのか? そんな腐った威力が戦場に出てもなにも役には立たん事を覚えさせてやろう!」
そう叫んだら、黒い炎をかき消すかのように消した。
「黒風「剣」!」
突然、後ろにいた竜のそばに空間から巨大な黒い剣が現れてその巨大の剣が竜の体を真っ二つに切られた。 竜は黒い塵となる同時に巨大の剣も消えた。そして、前にいた竜が瞬に向かって口を開いて突っ込んできた。
「喰いたきゃこいつでも喰っとけ! 黒風「杭」!」
今度は、瞬の右手から巨大な黒い杭が現れて突っ込んで行った。そしたら、その杭は見事に竜の口に中に入った。だが、瞬はそのまま止まることなく突っ込んでいき竜の口の中に入った。 そして、数秒したら竜のしっぽから黒い杭と瞬が一緒に出てきたら、竜は叫びながら黒い塵となっていった。
「・・・。」
ハゼルドはただ、黙ったまま瞬を見ていた。やがて黒い杭は消えて、瞬はハゼルドを見ながら空からゆっくりと降りてきた。
「・・・で、どうする、ハゼル? お前も戦うか?」
そう言ったら、ハゼルドは急に笑い始めた。
「フッフッフ・・・その「黒風」の力・・・まさに本物か・・・。 どうやら、本当にお前なんだ・・・レグリー。」
「だから、さっき言っただろ。 俺は正真正銘のって。」
瞬は肩をすくめながら言った。
「・・・レグリー・・・いや、我が盟友よ。 戻る気はないか・・・?」
そう言ったら、瞬は黙った。 そして、しばらくしたら瞬は口を開いた。
「・・・すまないが、ハゼル。 俺はもうそちら側に戻るつもりは無い。」
と、下を向いて口を歪めたまま言った。
「・・・理由を聞かせてくれ。」
「もし、俺の体があったなら俺は何の躊躇いも無く、そっちに行く。 だが、この体は俺のじゃない。 アイツの体だ。 俺が好きにする訳にはいかない。」
瞬はそう胸に手を当てて、目を瞑って言った。
「・・・それが、お前の答えか・・・お前らしいな。」
「フッ、その台詞・・・450年ぶりだな・・・。」
瞬がそう言ったら、ハゼルドは後ろに向きたら右手を前にだした。 そしたら、突然空間から亀裂が現れた。
「また会おう、盟友・・・いや、盟友だった男、レクルグリームカント・ギャレッドよ。次にあった時は・・・敵同士だ。」
そう言って、歩き始め亀裂の中に入っていったら亀裂はすぐに消えた。
「・・・さてっと・・・。」
瞬は振り返ったら、淳の方の歩き始めて淳を片に乗っけたら俺の方に歩いてきた。
「アンタ、大丈夫か? 見る限り、酷いざまだが?」
「あ、ああ・・・全身は強く打って歩けない状態だけど・・・それより、お前は誰だ? 瞬はどうしたんだ?」
そう言ったら、瞬は開いている手で頭を掻いた。
「まあ、言いたい気持ちも分かるが、今は避難した方がいいぞ?」
それもそうだ。 こんなになったら、軍も動いている頃のはずだ。 そう思っていたら、俺を軽々と持ち上げて肩に乗っけた。
「で、アンタの家はどっちだ?」
「南東に・・・赤い屋根がある家だ。 すぐに分かる。」
そう言ったら、瞬は思いっきりジャンプして、家の屋根に乗ったら次の家の屋根に飛んで俺達の家の方に向かった・・・。