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2009/03/23 00:40 |
予言者 |
―裏道の倉庫―
「ハァハァ・・・。ここまで来れば安心かな・・・。大丈夫二人とも?」
「うん、なんとか。でも洋が・・・。」 「ハァハァ・・・。うっ!」
「ごめんね、洋。体が弱いのに無理に走らせて・・・。」
「う、うん・・・。大丈夫だから、安心してにいにい。」
「そうか・・・。とりあえず、今日はここで寝よう。汚いところだけど、
我慢してね。」
「「うん。」」
そう言って僕達は眠りについた・・・。
―???―
「またか・・・。」
僕はまたあの夢を見ていた。そこに光の玉が現れた。
―かなり無茶なことをしたな・・・。―
「まあね。」
―おまえでは・・・まだ奴らにはまだ勝てない事が分かったか・・・?―
「・・・たしかに今の僕ではあいつらには勝てないと思っている。だけど
僕にとってはあいつらの行動は許せないんだ。なんでこの世界の人たちを
殺すのが僕にはわらないんだよ・・・。」
―・・・その「答え」は・・・いずれわかるだろう。―
「えっ、どういう事?君はわかるの?というか、そろそろ君の名前を
聞かせてくれないか?」
―我はオーグ・・・おまえの予言者である。―
「僕の・・・予言者?」
―そうだ。予言者は夢の中でこれからの先何があるのかを
報告する。それが予言者だ。―
「だったら、どうしていつも戦いの時だけ出てくるの?」
―基本的には、命に危険が訪れた時には必ず報告しなければならない。
とくに何もない日には報告はしないのだ。―
「だから、戦いのときだけしか出てこないのか・・・。
ところで、君が言ったその「答え」って一体何なの?」
―その「答え」は・・・自分で見つけるのだ。―
「はっ!」
「・・・朝か・・・。オーグが言っていた「答え」って何なんだ一体・・・。」
ドゴーン・・・。
遠くから爆発音が聞こえた。
「そういえばまだあいつらがいるんだ。」
そう言って僕は外に出た。
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