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新者の雑記置き場

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2009/02/05
17:20
召喚獣 カゲロウ

―十五分前―

「召喚獣・・・?」

聞いた事の無い言葉だ。 漫画や本とか載っているけど実際にそんな言葉があるのか?

「そうだ、召喚獣は一人一体だけ持っているパートナーだ。・・・と、今から死ぬ奴に何説明しているんだ。 俺は・・・。」

「くっ!」

そのとき。

ピシュピシュピシュ・・・! ガキーン!!

「何だこれ?」

突然、ワイヤーみたいなものが桐野の周辺を囲んで、クリスタルの中に閉じ込められた。

「そこの民間人!早くどきなさい!」

そう言ったのは、軍の人だった。 僕は慌てて下がった。

「攻撃準備!!」

軍の人たちは攻撃にかかろうと数名の軍の人が前に出た。しかし、桐野は全く動こうとしなかった。 それどころか落ち着いてタバコを吸っていた。

「フン。調子に乗りおって。」

すこし太った軍のおじさんは、鼻で笑った。

そして、大声で「攻撃開始ー!!」と叫んだ。みんな一斉に、手から炎の玉や雷を放った。桐野の周りには煙だらけで、桐野がどうなったのかが、まったくわからない。

「攻撃やめー!」

軍の人は一斉に、攻撃をやめた。

「ふん。これで奴も死んだろう。」

おじさんはまた笑った。 たしかに、あれだけの攻撃を受ければ無事じゃあ無いだろう。

しかし、その思いは違っていた。

「・・・」

「ば・・・ばかな。い、生きているだと・・・。」

彼は生きていた。 なぜか体は無傷だった。 そして、銜えていたタバコを手にとって、その場で落とした。

「タバコに火をつけた礼・・・あと、タバコを台無しにしてくれた礼・・・させてもらう。」

彼は、大剣をクリスタルに突き刺した。そしたら、クリスタルは一瞬で砕け散って、大剣を斜め上に上げた。

「カミューラ!一体化!」

そう言って、あの麒麟は大剣に引きずりこまれるかのように一体化して、大剣の刃が黒くなった。

「伸びろ!岩切(ロック・ザン)!」

彼が、大剣を振ったら、その刃の全体が伸びた。

「ぐはっ!」 「おわっ!」

二・三人の軍の人たちは斬られて、みんな落ちていった。 僕は「ひっ!」と小さい悲鳴をあげた。

そして僕の顔に何か生暖かい物が飛び散った。 手で触って見たら、赤い液体だった。 僕はこれを知っている。 

「これが、血・・・!」

僕は血を見た瞬間、震えだした。 僕の頭の中には、怖い、逃げたいの文字がぐるぐる回っていた。 しかし、体が震えているせいかろくに動かなかった。

「余所見をするな!」

桐野の大剣は、凄い勢いでこっちに来た。

「クッ!」

僕はフィードで防いだ。 しかし、威力とか重さとかが全く違いすぎる。 

「そんな剣で防げると思うな!」

「うわああぁぁぁーーー!!」

桐野は力一杯大剣を振り払って、僕は下の方にすごい速さで落下していって数十秒もしない内に、僕は地上に向かって強くたたきつけられた。

「う、ううう・・・。」

地面に強く叩きつけられたせいで僕の意識が朦朧しはじめた。

「瞬!」 「瞬!」

「父・・・さん、母・・・さん?」

意識が朦朧している中、なぜか父さんと母さんの声が一瞬聞こえたがその後、僕は意識を失った。

「瞬!しっかりしろ、瞬!」

「瞬!」

「やっぱり、裏切り者の血を引いているから、こんなに弱いのかね。」

桐野はゆっくりと降りてきた。

「桐野!貴様か!俺の息子にこんな目に合わしたのは!」

俺は激しく怒っていた。

「ええ。そいつの力を見たかったけど、全然だ。」

「貴様ァ!!」

ガキーン!!

「そんな槍でなにができる?」

「うおおおおおおーーー!!」

「ちょ・・・あなた!」

淳は

「あんたの相手は、このあたしよ。」

「くっ!」


―???―

「また、か・・・」

真っ黒な世界。何もない世界。 なぜ、僕はここにいるのだ? 確か、桐野の戦っていて地面に叩きつけられてからの記憶が曖昧で思い出せない。

―呼べ。―

また、この声か。 僕はなぜかうんざりとした思いでため息をした。

―呼ぶんだ。―

「何を?僕は何を呼べばいいの?」

―呼ぶんだ。召喚獣 カゲロウを。―

「召喚獣 カゲロウ?」

―そいつが、お前のパートナーだ。―

僕の召喚獣・・・僕にも召喚獣があるというのか? だけど・・・。

「無理だよ。 敵も強いし、第一、僕は召喚だってやったことないのに。」

僕は召喚をしたこともないから不安だし、それにたとえ召喚に成功しても桐野に勝てるかどうかがわからない。

―・・・―

そしたら突然、僕の前に光の玉が現れた。

―お前は、やらないとダメなんだ・・・。 お前がやらないと、家族、仲間、思い出のもの、この世界の人類が、すべて無くなるんだぞ。―

僕は驚愕した。 この世界のすべての人が殺されてしまうのか?

「この世界のって・・・無理だよ!」

―なぜ無理だと分かる?―

「え?」

―無理かどうかはやってみなきゃだめだ。 思い出せ、お前の父親から言った言葉を!―

「!」

光の玉が言った瞬間、父さんが言ったあの言葉を思い出した。

「お前は、涼や洋、ラーシュを、家族を、守っていろ。いいな。」

「・・・そうだ、忘れたよ。」

何で忘れていたのだろう。 たぶん、桐野と戦っていて恐怖のあまりに忘れていたのだろう。 思い出した瞬間、僕の中に勇気と自信が湧いてきた。 迷いがあったら何も出来ない。 とにかくやるべきだ!

「守らなきゃ。・・・家族を・・・みんなを!」

―そうだ、お前はやらないといけない。―

―おまえは・・・。―



「ハァ、ハァ。」

「流石は、ハァ、元・辰族の棟梁、腕は変わってないね、ハァ。」

ドガーン! ドガーン!

「くらいな!バンカー!」

ドドドドドーン!

真木野は、二丁拳銃を乱射した。 淳は大きく後ろに下がってかわしたが、途中で弾が顔にかすった。

「ライト・サワー!」

ビビビューーン!

淳は、後退しながら左手をあげたら、光が針の形に拡散した。 真木野はそれをかわし、ビルのかげにかくれてた。

「くっ!つよいわね・・・、あの女。ハァ。」

ガラッ!

「! 瞬、大丈夫?」

「・・・」

「瞬?」

「下がってて、母さん。」

「え?・・・う、うん。」

淳は下がった。

「やるんだ僕は・・・。」

「え?」

「やるしかない!」

そう言って僕はフィードを呼び出し、一度回して地面に刺した。

「召喚!」

ブウゥン!ビシュン!

「ピイイイイィィィィーーー!!」

後ろから突然、緑色の魔法陣現れ、そこから大きな鷹が出てきた。
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2009/02/05
13:36
十二族

―数時間前―

俺たちは、街にいた。 昨日の事件で警察や軍の連中がちらちらいた。 一般の人間もいるが

「どうだ淳、分かるか?」

「だめだわ、完全に魔力を消しているわ。」

彼女は魔力を、探知できることがある。 しかし、完全に魔力を消している奴は、探知できない。

「ねえ、この事件って、やっぱり・・・。」

「うん。絶対、奴らに決まっている。」

そう、こんなことするのは・・・、奴らしかあり得ない。

「ねぇ、やっぱり私が、」

「その話はしないで。・・・二度と、ね。」

しばらく俺たちは、黙ってしまった。

「・・・ハッ!あなた上!」

「なにっ!」

俺は、慌てて上を見た。

「・・・。」

そこには、男のアンドロイドがこっちをじっと見ていた。 男はこう言った。

「十二族の元・辰族の棟梁、桜咲 龍、その妻桜咲 淳、確認。」



「攻撃を開始する。」

「くっ!来い、雷槍!」

そう言ったら

「ブレード・ナイフ・・・。」

カシュ!パシ!

「あなた・・・。」

「淳、お前は下がってろ。」

「うん・・・。」

そのとき。

ドゴオオォォーーン!!

「きゃあ!!」

「何だ!」

突然、壁が爆発した。そこには、女性がいた。

「見つけたよ、辰族の裏切り者さん。」

両手には銃を持っている。 こっちをにらんでいる。

「アンタは、巳族の・・・。」

俺はこの女の顔を覚えている。

「そう。あたしは、巳族の幹部の真木野 知佳さ。」

彼女は、かたっくるしそうに言った。

「何のようだ。 巳族の者よ。」

アンドロイドが尋ねた。

「それは、あたし達の獲物なんだから。 卯族のアンドロイドさん。 悪いけど、退いてもらいない?」

「ふざけるな、それは卯族の・・・。」

ドガーン!!  

一瞬、どこからか、銃声が聞こえた。

「グッ!キ・・・サ・・・マ・・・!」

バタン!

アンドロイドは倒れた。

そして彼女は、銃を構えて、

「聞こえなかった?それは、あたし達のの獲物ってね。」

ドカーン!

そして、アンドロイドの体は粉々に散った。


「さて、次はあなたたちね。」

そう言って彼女は、こっちに銃を向ける。

「・・・!」

「どうするの?あなた!」

「どうするもこうするのも、裏切り夫婦は、今ここで死ぬのよ。」

彼女が引き金を引こうとした、

次の瞬間。

ドゴーン!!

「!」 「グッ!」 「きゃあ!」

突然、目の前から何かが降った。

「な・・・、何が起こった?」

俺たちは、おそるおそる見てみた。

そこに居たのは、ボロボロの姿になっていた・・・瞬だった。
 

2009/02/05
11:43
僕たちの敵

―桜咲宅―

「やれやれ・・・、インターホンなったら、出るのが常識だろ?」

そこにいたのは、176cmぐらいの背が高い男だ。手には長い大剣を持っている。

「誰だ、アンタ?」

「俺?俺はな、ある組織の幹部、名は桐野 洞豪だ」

と言いながら桐野と言う男は、タバコを吸い始めた。

「フゥー。さてと、名前も言ったし、・・・死んでもらうぞ。」

「っ!来い、フィード!」

僕は

「ほう。 それがお前の剣か。」

僕は、フィードを握り締めた。

「いくぞ!ウィザード・ウェーブ!」

僕はフィードを床に当て、思いっきり振り上げた。


「おっと。」

桐野は、大きく下がっり大剣を地面に刺した。

「岩の壁(ストーン・ブロック)。」

ごごご・・・。 パキィン!!

突然、下から岩の壁が出てきて、攻撃が防がれた。

「家は、大切にしろよな、ボウズ。」

さっきの技で、僕が立っている床の一線が壊れた。家が壊れてはいけないと、思って僕は外に出た。

「結界。」

突然、後ろから紅い光が出た。

「くっ!な、何だ!」

やがて光が消え、僕が見た光景は・・・。紅い結界に包まれた、僕の家だった。

「何をしたんだ!アンタは!」

僕は桐野に向かって怒鳴った。

「安心しろ、他の奴に中の獲物まで取られちゃたまらんからな。
だから、結界を張ったんだ。」

桐野はそう言って、空を飛んだ。

「待て!」

僕も追いかけた。

桐野は、空中で止まった。

「最初に、言っておくぞ。」

「何だ。」

桐野はタバコの火を消して、こう言った。

「本気で俺に勝てると思うなよ。」

そういった瞬間、桐野がその場から消えた瞬間だった。

「ガァッ!」

一瞬、何が起こったのかが分からなかった。 急に腹から痛みが走った。 気づいたら桐野の膝が僕の腹

(全く・・・。見えなかった。)

「弱い・・・。」

と、桐野は呟いた。

「弱すぎる・・・。こんな奴だったとは、な・・・。」

桐野は、後ろに下がってこういった。

「お前じゃ相手にならん。 さっさと死んでもらうぞ。」

と言って、大剣を逆さまにして

「召喚(カオス)・・・。」

と言ったら、後ろから紫の魔法陣が出て、そこから出てきたのは黒い麒麟だった。

「こいつは俺の召喚獣、カミューラだ。」
 

2009/02/05
09:56
200人突破

えー、ついに、僕のブログに200人を突破しました。

これはまさに、200キターーー!!ですね。

これからも、頑張るんで、応援してくださいね。

2009/02/04
21:11
世界の異変・両親の異変

―???―

「・・・ここは?」

真っ黒な世界。何もない世界。 僕は、一人で、ポツンっと立っていた。

―目覚めろ。―

どこから声がする。 周りを見回したが誰も居なかった。

―目覚めろ。もう余り時間がない。―

時間がない? どういう事だ? そもそも、君は誰なんだ?

―我は・・・。―


「はっ!」

チチチチ・・・。

「はあ・・・。はあ・・・。夢、か。何なんだ、今のは・・・。」

いきなり目覚めろって言ってるけど、意味が分からない。何に目覚めろって言うんだ・・・。

「どういうことだこれは!!」

「な・・・、何?」

父さんの怒鳴りだ!

(何が起こったの? とりあえず一階へ!)

僕は急いで、一階に降りた。

「どうしたの!父さん!」

部屋に入った時、父さんは見たこともない表情をしていた。母さんも黙ったままだった。

「これは?」

僕は下に転がっていた新聞を見た。そこに乗っていたものは、衝撃的なものだった。

「な・・・、なんだよこれ・・・。」

新聞には、50人死亡、164人が重軽傷が・・・。その記事が、おおきく乗っていた。

「どういうことだ・・・。こんなの初めてだ・・・。」

この世界は、交通事故はあるけど、殺人事件なんて、初めてだ。 さすがに僕も驚きを隠せなかった。 だけど父さんはどうしてそこまで怒っているのかよく分からなかった。

「どうしたの?」 「ふあーあ。」

涼と洋が起きてきた。母さんは、二人の元に行って言った。

「ごめんね。父さんと母さんね、急に用事ができちゃったの。」

と、母さんはつらそうな顔をしている。

「用事ってどんなの?」

涼が目を擦りながら聞いてきた。

「とても、とっても大切な用事なの。だから、また今度、どこかに出かけてあげるから。」

と、母さんは二人に頭をなでて、立ち上がった。

「行くぞ、淳。」 「ええ・・・。」

二人は玄関に向かった。僕は追いかけた。

「父さん、母さん。」

そして父さんは

「瞬、もし誰かが来たとき、出るなよ。絶対に。」

「・・・!」

その時、体中から

「お前は、涼や洋、ラーシュを、家族を、守っていろ。いいな。」

本気だ。父さんのあの目・・・あれほどの父さんの目は、今まで見たことがない。

「・・・分かった。」

父さんの本気が分かったのか僕は無意識のうちに頷いた。 そしたら、父さんの口が歪んだ。

「いい返事だ。しっかり守れよ。男の約束だ。」

「はい・・・。」

そう言って、父さんたちは、町へ向かった。

「お兄ちゃん、どうなってるの?」

二人は、疑問そうに僕を見ていた。

ピンポーン。

「!」

誰かが来た。 一瞬、呼吸が止まりそうだった。

ピンポーン。

「ラーシュ、ふたりをたのむ。」

ラーシュは、うなずくように、二人を移動させた。

「にいにい・・・。」

「早く行け。」

ピンポーン。

二人は、悲しそうな目で、ラーシュと共に、奥へと行った。

「来るなら、こい。」

「・・・」

「・・・」

(なんだこの、静寂なほどの静けさは・・・まるで突如、嵐が来るようなこの静けさ。)

そう、まさに僕が言っているは、正しかった。彼の汗が一滴たれて、地面についた、次の瞬間。

(バカアァーーン!!)

突然、玄関の扉が壊された。

僕は、息を呑んだ。

そして、煙の向こうには、一人の人間がいた・・・。

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