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新者の雑記置き場

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2009/02/10
21:02
瞬 対 桐野(中編)

「ぐっ!ハァ、ハァ・・・。」

そして僕は桐野の方に近づいて、「アンタの、負けだ。」と言った。

そしたら、桐野は薄気味悪く笑った。

「ふっふっふ・・・。アンタの負け、だと?笑わせるな。」

「!」

「瞬走(ハイ・プッシュ)。」

シュ!  シュ!

桐野は僕から離れた。

「逃げるつもりかッ!」

そしたら、桐野はまた笑った。

「逃げる?いや違う、こいつを取りに来ただけた。」

そう言って、桐野は飛ばされた大剣を手にとって抜いた。
そしたらどこから声が聞こえた。

―桐野!てめぇ、ちゃんと扱えや!―

「えっ?な、何?」

僕はあわてて周りを見た。

「少し黙ってろ。カミューラ。」

―何が黙ってろだ!あの小僧には大剣は飛ばされて!こっちの身にもなれ!―

―てめぇ・・・それでも亥族の棟梁の息子かっ!―

「棟梁?」

どういう意味だ?亥族の棟梁の息子?

「しゃべりすぎだ。カミューラ・・・。それから・・・俺は幹部として
やってるんだ。あとも継ぐ気もねえ。」

桐野は大剣の方へ睨みながら言った。そしたら静かになった。

「さてっと、ところでお前気付いてないみたいだ。」

桐野はニヤリと笑った。

「な、何が?」

僕は半歩下がった。

「お前はすでに・・・俺のストライクゾーンに入ってる事に、だ。」

「何ッ!」

「いくぞ!魔力、全開放!」

ブウゥン!

突然、桐野の足下から紫色の魔法陣が現れた。

「さあ・・・串刺しになれ! 岩の針止め(ロック・ストール)!」

ブシュウ!

「ぐおっ!」

突然地面からとげが出てきて、腕を刺されて、フィードを落とした。

次々と出てきてるトゲは僕の体を貫いた。

「ぐうう!!ハァハァ・・・。」

すでに僕の体や手足はトゲだらけだった。

(体が動かない!ま・・・まずい。このままだと!!)

そう思って体を動かそうとしたが、体中トゲが刺さっているから動けない。

「さあ、これで終わりだああぁぁーーー!!最終奥義!麒麟!」

と言ったら大剣の刀身は麒麟に代わりそいつは僕に目掛けてまっすぐ伸び、

ドシュウ!!

「があぁぁっっ!!」

僕の体を貫いた。
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2009/02/09
22:20
瞬 対 桐野(前編)

ガキン!キン!

僕達は、ビルの屋上で戦っていた。

「巻き起これ!サウンザンド・サイクロン!!」

ガガ、ビュン!

僕はフィードの刃の先を地面に当て、思いっきり振り上げたら竜巻が起こった。

「岩の壁(ストーン・ブロック)!」

ごごご・・・。バガーン!!

「何!?ちぃ!」

岩の壁が壊れて、桐野は急いでかわした。

「まだだ!スパイラル・シュート!」

僕は、桐野がかわす隙に攻撃を仕掛けた。
刃に周りに風が集まり、桐野に目掛けて放ったら風が螺旋の形になり
物凄い速さで行った。

「くそがっ!瞬走(ハイ・プッシュ)!」

シュ! ドーン!

「消えた!?」

桐野は、攻撃をかわし消えた。
僕は周りを見回したが、桐野の姿は何処にも無かった。

「ここだぁー!」

上のほうから声が聞こえ上を向いたら桐野がいた。

「くっ!」

僕は剣で防いだ。

ガキーン!!ピシ!ピシ!・・・。

「な、なんていう力だ・・・。」

刀の相打ちを受けただけで、強い衝撃と周りにヒビが入った。

「お前に、この大剣に勝てるか!」

桐野は強く言った。

「勝ってやるよー!」

キーン!

僕は力いっぱい押し返した。

「何ッ!」

「くらえぇぇーー!居合斬!!」

ズバァ!

「ぐはっ!」

僕は桐野の腹を切った。

「ハァ、ハァ・・・!」

ドサ!

桐野はその場でひざまついた。
 

2009/02/09
01:58
辰族の幹部

「ハァ、ハァ、ハァ・・・。」

今俺は、桐野の分身と戦っていた。
しかし、さっき桐野と戦った分、魔力と体力がほとんど残っていなかった。

「ハァ、ハァ・・・くそ、桐野の奴め!瞬の魔力を感じて、
さっさと行きやがって・・・。」

(早く、俺も行かなきゃ。ハァ、ハァ・・・。)

そう思って俺は、雷槍を強く握り締めた。

「くらえ、インパ・チャージ!!」

ジジジ・・・ピシュン!

雷槍から出てきた黄色光を放った。しかし、

スパッ!

「くっ!」

あっけなく、斬られてしまった。

シュウン・・・。

雷槍が消え、俺もついに膝がついてしまった。

(くそ!雷槍も消えてしまった。もう魔力も限界に尽きたか・・・。)

そして桐野の分身が近づいてきた。

「ハァ・・・ハァ・・・ここまでか。」

桐野の分身は俺の前で立ち止まって、大剣で刺そうとした。

俺は、目をつぶった。

「・・・・・・・・」

「・・・・」

バリーーーン!!

(なんだ!!)

突然、ガラスが割れたような音がすぐ近くにして、
俺はあわてて目を開いた。

俺が見た光景は周りには氷の塊があっちこっち。

「大丈夫ですか、龍。」

俺の目の前に、女が立っていた。

「おまえは・・・、」

「おぼえているでしょう?」

たしかに、コイツは・・・

「・・・三ちゃん?」

と言ったら、

「そんな呼び方するなー!」

怒って両手をブンブン振った。

「からかっただけだ・・・まったく、いい歳してまだそんな性格か、飛月 三多朗。」

俺はため息をして言った。

「まったくって何ですか!せっかく助けに来たのに!」

「はいはい、分かった分かった。」

こいつは、飛月 三多朗。通称三ちゃん。
かつて、十二族の辰族の幹部をやっていた。女に見えるけど、コイツは男だ。
性格はこれだけど、戦闘の時の奴は半端なく強い。
そして、こいつも俺と同じ裏切り者・・・。


「それにしても久しぶりだな。あの日以来だよな。」

「そうですね。淳さんとうまく言ってるのですか?」

「まあな。お前も、佐波とうまくやってるのか?」

「ええ・・・まあ。」

そう言ったら彼女・・・、いや彼はもじもじし始めた。
やっぱり昔と変わらないな、コイツは・・・。

「そう、じゃあ俺は行くぞ。いろいろ急いでから。」

「待って。」

「ん?」

彼は俺を呼び止めた。

「これ、持って行って。」

シュ!

そう言って、彼は何かを投げた。

パシッ!「これは?」

「魔力回復の薬です。魔力ないでしょう?」

俺は彼に向かって、

「ああ。ありがとうよ。」

と笑って言った。

「うん。それじゃあ、行くね。」

そう言って、彼は反対がへ走った。

「じゃ、俺も行くか。」

(瞬、淳。待っていろ。)

俺は回復の薬を飲みながら走った。
 

2009/02/08
21:10
一体化

―中心街―

魔法陣が

「これが・・・カゲロウ?」

僕は、驚いた顔でカゲロウを見た。

「瞬・・・あなた、」

「話は後だよ、母さん。」

(そうだ、やらなきゃあ。僕が、やらなきゃあ。)

僕はそう強く思いながら、フィードをカゲロウに向けて、

「カゲロウ!一体化!」

「ピイイイイィィィィーーー!!」

カゲロウは高く声を上げたら、僕のほうへ突っ込んできて剣と一体化した。

「こ・・・これが、一体化・・・。」

僕の剣は、形が変わっていた。

刀盤の所に、羽が生えていて、刀背の所が、ギザギザになっていた。それにすごい力を感じる。

「これでたぶん、アイツにかてるかてるかもしれない。」

「アイツって誰の事だ?」

突然、後ろから聞き覚えがある男の声がして、振り返ったら桐野がいた。

「まさか、まだ生きているとは。裏切り者の血を引いているからか?」

「裏切り者?どういうことだ。」

僕は、疑問そうに桐野に睨んだ。

「そんなことより、あの人は!あの人はどうしたのよ!」

母さんは、慌てて言った。

「慌てるな、今頃、俺の分身と戦っているところだろう。」

と言って、桐野はタバコを、吸い始めた。

「そんなことより、誰を倒すだって?ボウズ。」

桐野は鼻で笑った。

しばらくお互いにらみ合って、僕は桐野にフィードを向けて、「アンタだ。」と、答えた。

「・・・」

しばらく桐野は、黙って僕を睨んだ。

「ふぅー・・・おもしろい、な。」

桐野は、僕を睨んだ。 吸っていたタバコはその場で捨て足で踏みつけた。 物凄い桐野の気迫。 静まった空気。 僕は息を呑んだ。 

「来い・・・裏切り者の息子よ!!」

「うおおおおぉぉぉぉーーーーーー!!」

僕と桐野の勝負が始まった・・・。

2009/02/05
17:20
召喚獣 カゲロウ

―十五分前―

「召喚獣・・・?」

聞いた事の無い言葉だ。 漫画や本とか載っているけど実際にそんな言葉があるのか?

「そうだ、召喚獣は一人一体だけ持っているパートナーだ。・・・と、今から死ぬ奴に何説明しているんだ。 俺は・・・。」

「くっ!」

そのとき。

ピシュピシュピシュ・・・! ガキーン!!

「何だこれ?」

突然、ワイヤーみたいなものが桐野の周辺を囲んで、クリスタルの中に閉じ込められた。

「そこの民間人!早くどきなさい!」

そう言ったのは、軍の人だった。 僕は慌てて下がった。

「攻撃準備!!」

軍の人たちは攻撃にかかろうと数名の軍の人が前に出た。しかし、桐野は全く動こうとしなかった。 それどころか落ち着いてタバコを吸っていた。

「フン。調子に乗りおって。」

すこし太った軍のおじさんは、鼻で笑った。

そして、大声で「攻撃開始ー!!」と叫んだ。みんな一斉に、手から炎の玉や雷を放った。桐野の周りには煙だらけで、桐野がどうなったのかが、まったくわからない。

「攻撃やめー!」

軍の人は一斉に、攻撃をやめた。

「ふん。これで奴も死んだろう。」

おじさんはまた笑った。 たしかに、あれだけの攻撃を受ければ無事じゃあ無いだろう。

しかし、その思いは違っていた。

「・・・」

「ば・・・ばかな。い、生きているだと・・・。」

彼は生きていた。 なぜか体は無傷だった。 そして、銜えていたタバコを手にとって、その場で落とした。

「タバコに火をつけた礼・・・あと、タバコを台無しにしてくれた礼・・・させてもらう。」

彼は、大剣をクリスタルに突き刺した。そしたら、クリスタルは一瞬で砕け散って、大剣を斜め上に上げた。

「カミューラ!一体化!」

そう言って、あの麒麟は大剣に引きずりこまれるかのように一体化して、大剣の刃が黒くなった。

「伸びろ!岩切(ロック・ザン)!」

彼が、大剣を振ったら、その刃の全体が伸びた。

「ぐはっ!」 「おわっ!」

二・三人の軍の人たちは斬られて、みんな落ちていった。 僕は「ひっ!」と小さい悲鳴をあげた。

そして僕の顔に何か生暖かい物が飛び散った。 手で触って見たら、赤い液体だった。 僕はこれを知っている。 

「これが、血・・・!」

僕は血を見た瞬間、震えだした。 僕の頭の中には、怖い、逃げたいの文字がぐるぐる回っていた。 しかし、体が震えているせいかろくに動かなかった。

「余所見をするな!」

桐野の大剣は、凄い勢いでこっちに来た。

「クッ!」

僕はフィードで防いだ。 しかし、威力とか重さとかが全く違いすぎる。 

「そんな剣で防げると思うな!」

「うわああぁぁぁーーー!!」

桐野は力一杯大剣を振り払って、僕は下の方にすごい速さで落下していって数十秒もしない内に、僕は地上に向かって強くたたきつけられた。

「う、ううう・・・。」

地面に強く叩きつけられたせいで僕の意識が朦朧しはじめた。

「瞬!」 「瞬!」

「父・・・さん、母・・・さん?」

意識が朦朧している中、なぜか父さんと母さんの声が一瞬聞こえたがその後、僕は意識を失った。

「瞬!しっかりしろ、瞬!」

「瞬!」

「やっぱり、裏切り者の血を引いているから、こんなに弱いのかね。」

桐野はゆっくりと降りてきた。

「桐野!貴様か!俺の息子にこんな目に合わしたのは!」

俺は激しく怒っていた。

「ええ。そいつの力を見たかったけど、全然だ。」

「貴様ァ!!」

ガキーン!!

「そんな槍でなにができる?」

「うおおおおおおーーー!!」

「ちょ・・・あなた!」

淳は

「あんたの相手は、このあたしよ。」

「くっ!」


―???―

「また、か・・・」

真っ黒な世界。何もない世界。 なぜ、僕はここにいるのだ? 確か、桐野の戦っていて地面に叩きつけられてからの記憶が曖昧で思い出せない。

―呼べ。―

また、この声か。 僕はなぜかうんざりとした思いでため息をした。

―呼ぶんだ。―

「何を?僕は何を呼べばいいの?」

―呼ぶんだ。召喚獣 カゲロウを。―

「召喚獣 カゲロウ?」

―そいつが、お前のパートナーだ。―

僕の召喚獣・・・僕にも召喚獣があるというのか? だけど・・・。

「無理だよ。 敵も強いし、第一、僕は召喚だってやったことないのに。」

僕は召喚をしたこともないから不安だし、それにたとえ召喚に成功しても桐野に勝てるかどうかがわからない。

―・・・―

そしたら突然、僕の前に光の玉が現れた。

―お前は、やらないとダメなんだ・・・。 お前がやらないと、家族、仲間、思い出のもの、この世界の人類が、すべて無くなるんだぞ。―

僕は驚愕した。 この世界のすべての人が殺されてしまうのか?

「この世界のって・・・無理だよ!」

―なぜ無理だと分かる?―

「え?」

―無理かどうかはやってみなきゃだめだ。 思い出せ、お前の父親から言った言葉を!―

「!」

光の玉が言った瞬間、父さんが言ったあの言葉を思い出した。

「お前は、涼や洋、ラーシュを、家族を、守っていろ。いいな。」

「・・・そうだ、忘れたよ。」

何で忘れていたのだろう。 たぶん、桐野と戦っていて恐怖のあまりに忘れていたのだろう。 思い出した瞬間、僕の中に勇気と自信が湧いてきた。 迷いがあったら何も出来ない。 とにかくやるべきだ!

「守らなきゃ。・・・家族を・・・みんなを!」

―そうだ、お前はやらないといけない。―

―おまえは・・・。―



「ハァ、ハァ。」

「流石は、ハァ、元・辰族の棟梁、腕は変わってないね、ハァ。」

ドガーン! ドガーン!

「くらいな!バンカー!」

ドドドドドーン!

真木野は、二丁拳銃を乱射した。 淳は大きく後ろに下がってかわしたが、途中で弾が顔にかすった。

「ライト・サワー!」

ビビビューーン!

淳は、後退しながら左手をあげたら、光が針の形に拡散した。 真木野はそれをかわし、ビルのかげにかくれてた。

「くっ!つよいわね・・・、あの女。ハァ。」

ガラッ!

「! 瞬、大丈夫?」

「・・・」

「瞬?」

「下がってて、母さん。」

「え?・・・う、うん。」

淳は下がった。

「やるんだ僕は・・・。」

「え?」

「やるしかない!」

そう言って僕はフィードを呼び出し、一度回して地面に刺した。

「召喚!」

ブウゥン!ビシュン!

「ピイイイイィィィィーーー!!」

後ろから突然、緑色の魔法陣現れ、そこから大きな鷹が出てきた。